伊豆・熱海にある「熱川バナナワニ園」。静岡県賀茂郡東伊豆町のワニや亜熱帯性の植物をテーマにしている動物園です。水族館好きの自分が、なぜ動物園を紹介するのかと疑問になると思います。熱川バナナワニ園は、ワニやマナティーなど水中で暮らす生き物を観察できるので紹介にいたりました。
園内の構造は、大きく分けて「本園・植物園」「本園ワニ園」「分園」の3エリアに分かれています。
日本で唯一のアマゾンマナティ
本園・植物園の中に展示されている、アマゾンマナティ。日本で飼育しているのはここだけです。名前は「じゅんと」。来園者から募集して、名づけられた名前だとか。体長が240cmと大きな身体の持ち主です。じゅんとは昭和44年にアメリカのマイアミから来日、熱川の温泉熱で飼育され、約6歳の時に熱川バナナワニ園にやってきました。食事時間には白菜やニンジンなど、野菜をモグモグ食べる姿を観察できます。穏やかな性格のアマゾンマナティはガラス越しから、こちらをチラチラと見てくれてサービス精神旺盛です。愛嬌が良く人懐っこい姿が、印象的でした。
迫力満点!本園・ワニ園
ここでは、さまざまなワニの生態を観察できます。水槽の「立ちワニ」はとてもチャーミング。水に浮いているように立っている立ちワニは、脱力キャラに見えますがとても獰猛なワニです。楽な姿勢で水面に目だけをだし、2本足で立っている姿はクスッと笑えて癒されますよ。
次の見どころは、数種類の巨大なワニのエサやりです。大きな鶏肉まるっと1匹を一口で食べる、迫力満点のシーンが見られます。エサを載せた台車が近づくだけで、ワニが動きだす様子からワニの頭の良さを知りました。なんと、バナナワニ園には16種類のワニが飼育・展示されています。
館内情報
本園と分園間では少し距離があるため、無料のマイクロバスが走っており、2~3分程度で行き来できます。
園内の散歩に疲れた時には、亜熱帯でとれる果物を使ったスイーツを食べながら休憩するのがおすすめ。各所に設置されたフルーツパーラーで購入可能です。
パインやバナナ、キウイなどが盛られた“パインボート”や濃厚な“バナナジュース”、熱川バナナワニ園のオリジナルキャラクター「熱川ばにお」クッキーを飾った“バナナパフェ”が人気です。
チケット料金
・大人(高校生以上)/1人 1,800円
・幼児(4才以上~小学生)/1人 900円
・4才未満 無料
お土産
バナナを食べているワニ「熱川ばにお」やバナナを食べている「レッサーパンダ」のキャラクター、バナナのようなワニ「バナナワニ」など、熱川バナナワニ園のオリジナルキャラクターをデザインしたクッキーやTシャツ、キーホルダーが人気です。
アクセス方法
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10
電車:伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩 1 分
※無料駐車場あり 東京から約3時間 / 沼津から約1時間45分