茨城県北西部、常陸大宮市にある「山方淡水魚館」。日本で一番小さな淡水魚館と言われています。公益財団法人常陸大宮市振興財団による指定管理のもと、地元の人たちに親しまれている水族館です。
世界最大級の両性類「オオサンショウウオ」がお出迎え
館内に入るとまず世界最大級の両生類、特別天然記念物でもある「オオサンショウウオ」が3匹展示されています。とても大きく、迫力がありますよ。名前も付いていてそれぞれ里ちゃんや山ちゃん、大好きくんです。3匹の中でも最も大きいのが、122.1cmの大好きくん。もしかしたら日本一の大きさになるのでは?と期待されていたとか。残念ながら日本一ではありませんでしたが、大きく育ったオオサンショウウオの大好きくんは、山方淡水魚館の人気者です。
久慈川を再現した「渓流水槽」
オオサンショウウオのエリアを過ぎると、たくさんの淡水魚を展示した水槽が出現。山方淡水魚館の近くには久慈川があり、水槽内は久慈川の渓流を再現しています。イワナやヤマメなどの川魚を観察できますよ。幻の魚である外来魚の「イトウ」という珍しい魚も見られます。
館内・周辺情報
館内には広い無料駐車場があります。敷地内には土日・祝日限定で、石炭を燃やして走るSL機関車やミニ新幹線が運行。無料で乗れるので、小さなお子さまがいる方は、ぜひ土日・祝日を狙って行くのがおすすめです。
チケット料金
・大人(15歳以上)/1人 150円
・子ども(中学生・小学生)/1人 2,350円
・幼児(小学生未満)/1人 無料
山方淡水魚館の裏手にある清流公園もおすすめ
山方淡水魚館裏手には整備されたキレイな河原が流れています。観察した魚が実際に生息している自然を体験できるのも、山方淡水魚館の醍醐味です。奥にはキャンプにピッタリの場所もあり、夏にはキャンプをしている方もちらほら。近くには日帰り温泉「湯の澤鉱泉」もあるので、疲れた体を癒すのもおすすめです。
お土産
残念ながら他の水族館のようにオリジナルグッズやぬいぐるみの販売はしていませんが、山方淡水魚館から国道118線沿いにある「道の駅常陸大宮かわプラザ」にて、地元の食品が手に入りますよ。地域特産の柚子を使った「ゆず万頭」や「ゆずドレッシング」がおすすめです。また、茨城県北部でしか手に入らない大根の葉と切り干し大根を混ぜた「こごいら納豆」も人気ですよ。
アクセス方法
住所:茨城県常陸大宮市山方 535
電車:JR山方宿駅から徒歩約10分
水戸駅(常磐線)下車、山方宿駅(水郡線)下車、歩いて5分